FX:米ドル取引はナゼ日本で高い人気を誇っているのか

 日本のFX参加者の間で人気が高い通貨といえば、何といっても「米ドル」でしょう。

では、どうして米ドルに多くの人気が集中するのか!?
ここでは、そんな米ドル人気の理由を考えてみたいと思います。

日本人が米ドル取引を好む理由……
その最大の理由は“世界中の人”が「米ドル取引」をしているからでしょう。

何といっても米ドルは、世界で最も多く流通している“基軸通貨”。
常に世界のあらゆるところで輸出入の支払などに用いられています。

そのため米ドルは、極めて需要が高く、相場価格に安定感があるのが特徴! 
従って「相場が読みやすく取引しやすい」と、投資初心者からベテラン投資家まで、幅広い層から高い人気を集めているわけです。

さて、こうして米ドルが高い安定感を誇っているのは、流通量・需要の多さが最大の要因と言えますが、それ以外に「市場の舵取りの上手さ」…これも、米ドルの安定感を支える要因のひとつ!
量的金融緩和等の政策を駆使して市場を刺激し、リーマンショック以降続いていたマイナス成長から見事脱却することに成功した近年の例からもよくわかるように、アメリカは市場のコントロール能力が高いのが特徴であり、こうした点もまた“米ドル”という通貨の人気に大きく結びついている…と見て良いでしょう。

加えて、アメリカの情報は、日々ニュースや新聞、ネットなどで比較的簡単に入手することが可能。アメリカの経済事情等は(他の海外諸国の情報に比べ)日本に居ながらにして把握しやすいと言えます。

以上から、日本における米ドル取引の人気の背景には、情報の得やすさや親しみやすさ、そして流通量の多さなどに支えられた“抜群の安定感”がある…と指摘できそうですね。

とはいえ、そんな安定感に定評ある米ドル相場も、他の通貨同様に日々変動を繰返していることには変わりありません。
とりわけ経済指標(雇用統計・中古住宅販売件数・消費者物価指数など主要なもの)の発表直後には、発表内容を受けて相場が急上昇/急降下することも珍しくないので要注意。アメリカの中央銀行にあたるFRBによる金融政策の方針、世界情勢も米ドル相場を大きく動かす要因となります。
ですから米ドル取引をする際には、必ず主要なアメリカの経済指標などをチェックしてアメリカの景気を把握し(客観的に米ドルの動きを捉えて)、投資に活かしていきましょう。

なお、米ドルは世界の基軸通貨であり、その動きは他の通貨・他の相場にも大きく影響します。よって、投資をしている/しようとしているのなら、米ドル取引への興味の有無にかかわらず、米ドル相場および米ドル相場を動かすアメリカ景気については、なるべくチェックを心がけると良いですね!